スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

6390加藤製作所



最初に「ポチッ」とクリックお願いします♪

独断と偏見に満ちた独り言のレポートですので、あくまでも参考程度に。投資は自己判断で!

だけども、読むだけであなたの投資IQが上がる事は間違いなし!!


6390加藤製作所です。

建設用クレーンの会社ですね。
ビルなどの建設現場に行くとクレーン社などに「KATO」って書いてありますので気にして街をキョロキョロしてみて下さいね。

設立1935年の古~い歴史ある会社なので、調査も当然それを踏まえた上での調査になります。

当社のようなビジネスで大手と言えば6301コマツ(時価総額約2兆円)やアメリカのCAT、キャタピラー(時価総額約6兆円)が挙げられます。そういった中で戦っているのです。ちなみに当社の時価総額は約350億円と戦うにしても小さすぎますね。


時価総額の差を見れば、
「進撃の巨人」での巨人と人間の体格差以上ありますよ。


基本、まともに勝負は出来ないはずです。
しかし、マーケット言えば、大きい所はコマツ様に任せて、そうではない部分で当社が活躍するとか、もしくはほぼ完全当社がパブリックカンパニー化をしていて、その存在のおかげで大手とかが独禁法に引っかからないって事もありますよね~。


ビール会社が何社かあって、みんな同じ値段でビール売ってんじゃん。
あれって・・・クロではありませんよね。


結論から先に言えば、当社はしっかりとパブリック化している会社ですね。なのでそういった意味での存在意義があるって事になります。


となると、調査の枠も狭くなります。
という訳で狭く、調査していきます。


ビジネスについて、

シンプルですが、非常に的を得ているホームページですね。IRなんかは最高ですね。ひたすら情報だけを出しているって部分ですよ。

色々な会社がIRで「知らね~よ」みたいなの出しまくる会社ってあるでしょ。

XXゲーム出ました
XXに特化した部品を作成しました
当社の社長が朝の情報番組XXに出演しました

株価に反映しなそうなんですよね~。
だからどうなる、どうしたって事を書いて投資家に説明して欲しい訳ですよ。

我々はゲームのプロではありません
我々は部品製造のプロではありません
我々は番組のマーケティング情報分析のプロではありません


基本的に投資のプロじゃあないですか~。


って事を上場会社さんには解って頂きたいのです。


とまあ、散々文句をいましたが、ここで数字です。

単位:百万円

売上高 経常利益 純利益 経常利益率 純利益率
2009年度 54,298 2,952 501 5.44% 0.92%
2010年度 38,018 -788 -751 -2.07% -1.98%
2011年度 47,946 1,260 1,280 2.63% 2.67%
2012年度 57,588 3,329 2,642 5.78% 4.59%
2013年度 58,102 2,253 1,646 3.88% 2.83%


でもって一人当たり。


単位:百万円

売上高 経常利益 純利益 総従業員数
2009年度 79 4.3 0.7 683
2010年度 54 -1.1 -1.1 707
2011年度 62 1.6 1.7 774
2012年度 79 4.6 3.6 731
2013年度 81 3.1 2.3 716


余り悪くはないのですが、成長に関しては微妙かと思います。
だって今、建設業界は追い風ですからね~。
そりゃあ一人当たりの数字だって全体の売上だって上がりますよ。


ここまでで一つ気になった部分として、当社の従業員について臨時社員がいないのです。通常はカッコで書いてあるのですが当社はそれが無い。

こういった部分もパブリックな会社としてはアリなんですね。
社員レベルであれば「人間としてある程度快適な生活を営める」事が出来ます。これが大変なまでに臨時とか入れまくると、そうはならないのです。

そうするって~と、まず農薬とか入れられたり、工場の敷地内で車で暴走するとか、そういった類の事件(我々サイドから見れば事故ですけど)が起きるのです。

やっぱり会社対従業員考えると、会社は従業員はコストであるけど、会社は従業員に尊敬されるべき、必要されるべき「ハコ」である必要があるのかと思います。それを真面目な言葉で言うと「忠誠心」ってなるのかな。


とまあ、数字を見たのですが、とりあえず、私は何度も当社の事を「パブリックカンパニー」って言ってます。トップを見ると会長、社長がW加藤さんな訳で、「取締役社長加藤公康は、取締役会長加藤正雄の長男」って書いてあるのです。

ここだけ見て、「オーナー会社じゃね~か」って思う人もいると思いますが、
会社は基本、株主のモノなのです。でもってその運営任せたのが偶然W加藤さんな訳ですよ。つまり創業者ですね。

でもね、ここまで作り上げた創業者なら更に当社を良くしてくれると株主は判断しているのです。

いやならクビにしちゃえば良いのですからね。


ここで株主を見てみます。

名称 シェア%
第一生命保険株式会社 5.55
日本生命保険相互会社 5.05
株式会社りそな銀行 4.88
株式会社藤和 4.49
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 4.38
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口9) 3.25
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 2.88
株式会社みずほ銀行 2.52
CBNY DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO 2.37
CREDIT SUISSE SECURITIES (EUROPE) LIMITED PB OMNIBUS CLIENT ACCOUNT 2.21
計 37.62

当然、謎のアカウント名はありまして、誰がそのカネの出資者かは解りません。


でもね、50%以上の単一保有者もいなければ30%位持っている有力な保有者もいないのです。こうなっている以上、パブリックカンパニーであるって言えますよね。


って事はですよ、
この会社に対して、アツい思いとかは関係ないのです。ただ単にこの会社という「ハコ」という「法人格」というつまり一人の「加藤製作所」という人間を利用してしっかり儲けようってのが重要になっていきます。

となると、ビジネスは人のカネでやりましょうってなるので借入金です。


短期借入金
区分 金額(百万円)
りそな銀行 4,920
みずほ銀行 1,100
千葉銀行 690
横浜銀行 540
東日本銀行 400
その他 955
合計 8,605


1年内返済予定の長期借入金
区分 金額(百万円)
みずほ銀行 1,090
三井住友銀行 939
りそな銀行 911
三菱東京UFJ銀行 640
千葉銀行 340
その他 1,288
合計 5,208


長期借入金
区分 金額(百万円)
みずほ銀行 5,012
りそな銀行 3,014
三井住友銀行 1,838
三菱東京UFJ銀行 1,800
三井住友信託銀行 570
その他 2,243
合計 14,478


短期の金利が1.121%、1年以内に返済の長期金利が1.847%、長期が1.792%です。
金額と金利、当社のビジネスの相手先と売上、利益、そういった事を考えてもやはり銀行さんとは良い関係を保っている必要がありそうです。


では、お客さんはどんな感じ?って見てみます。


単位:百万円

手形
2013年

ビバック 929
末永レッカー 764
マルサン重機建設 585
タチバナ自動車工業 465
㈲タイヤセンター種子島 421
その他 15,699
合計 18,865


2012年度

末永レッカー 865
マルサン重機建設 635
ビバック 631
アクティオ 580
関東開発 422
その他 15,308
合計 18,443


2011年度

ビバック 878
マルサン重機建設 611
三井住友ファイナンス&リース 601
末永レッカー 513
関東開発 397
その他 13,477
合計 16,480


2010年度

日通商事 269
中部工業 266
内宮運輸機工 182
鈴木産業 168
大栄運輸 140
その他 6,365
合計 7,391


2009年度

泰平商事 425
住商リース 275
東新重機販売 273
昭和リース 273
日通商事 243
その他 8,405
合計 9,897


売掛金
2013年度

防衛省陸上自衛隊 491
三井住友ファイナンス&リース 487
アクティオ 412
JA三井リース 368
杉本運輸 365
その他 11,595
合計 13,721


2012年度

加藤(中国)工程机械有限公司 3,105
ビバック 1,082
中部工業 513
東新重機販売 382
トーメック 382
その他 10,008
合計 15,474


2011年度

加藤(中国)工程机械有限公司 2,309
日本GE 427
SAMSUNG ENGINEERING CO.,LTD. 417
ビバック 268
中部工業 240
その他 5,946
合計 9,609


2010年度

加藤(中国)工程机械有限公司 1,495
ビバック 354
並松運送 311
広西加藤机械設備有限公司 281
杉本運輸 231
その他 6,134
合計 8,808


2009年度

加藤(中国)工程机械有限公司 866
広西加藤机械設備有限公司 417
伊藤忠建機 306
沖縄県土木建築部 301
天津天保国際物流集団有限公司 281
その他 7,195
合計 9,368


さらには期末の在庫を見れば、


商品及び機械 仕掛品 原材料及び貯蔵品
2013年度 8,653 2,595 4,737
2012年度 8,052 3,025 5,972
2011年度 7,708 3,398 5,161
2010年度 7,665 1,996 4,887
2009年度 9,851 3,495 6,571


基本的にビジネスに変化は無いように思います。


次に、配当を見ます。

赤字でも配当しているし、純利益を超えた金額を配当している年度もあります。

解りますよね?
100人が100万円ずつ投資して1億円。これでカネ儲けして儲かったら配当してくれって事ですよね?我々はカネはあるけど時間が無いって人達なのです。

でもって有能な経営者が1年間、ビジネスをします、そして、残念ながら、プラスマイナスゼロの収支です。残ったお金はもちろん1億円。

そこから1000万円とか配当出しちゃったらどうなります。9000万円に減っちゃいますよ。
じゃあ初めから9000万円でビジネスしてくれよって話ですよね。残り1000万は別の会社に投資出来た訳なので・・・。


というのが「たこ足配当」の教科書的な説明ですが、
上場企業の場合、株主名簿や平均保有期間、それらを考慮して、何をする事が一番株主にとってか?という事を考えると、当社の経営陣は「配当」なのでしょうね。配当利回り2.5%で20年保有すれば投資元本は回収できますからね。

インフレとか色々な要素は抜きにして話してますよ。


となると当社の場合は配当、銀行、独禁法、それに国の土地の価値を上げるためには再開発ですよね。そのために建設業って必ず必要です。そういったために当社の存在はあるのでしょうねって考えます。

株主欄で「政府及び地方公共団体」が保有していたこともあります。

B/S、P/Lは特に面白いことは無いのでパス。


おまけとして直近の4半期までの数字を入れておきます。

単位:百万円

売上高 経常利益 純利益 一株当たり
2009年度1Q 14,170 1,028 413 7.06
2009年度2Q17,109 1,364 803 13.71
2009年度3Q 10,669 -2,470 -2,342 -39.96
2009年度4Q 12,349 763 1,626 27.75
2010年度1Q 6,868 -374 -287 -4.9
2010年度2Q10,946 -232 -355 -6.06
2010年度3Q 8,041 148 -15 -0.26
2010年度4Q 12,161 -309 -93 -1.6
2011年度1Q 10,339 -74 91 1.57
2011年度2Q11,943 84 141 2.42
2011年度3Q 10,676 324 271 4.64
2011年度4Q 14,986 1,042 774 13.22
2012年度1Q 11,156 292 259 4.42
2012年度2Q14,049 890 595 10.15
2012年度3Q 13,558 825 369 6.31
2012年度4Q 18,825 1,299 1,419 24.21
2013年度1Q 12,194 -237 -186 -3.18
2013年度2Q13,155 497 290 4.96
2013年度3Q 11,260 463 398 6.8
2013年度4Q 21,493 1,542 1,144 19.51
2014年度1Q 16,491 1,199 784 13.39
2014年度2Q16,010 1,215 625 10.66
2014年度3Q 34,394 2,763 1,809 17.43


2014年3Qの数字あたりからちょっと気になりますね。
駆け込み需要なのか、それとも大手から受注したのか?

ここら辺のポイントを調べる必要がありそうです。


株価を見てみます。
590円です。実績ベースでのPER21倍、PBR0.93倍、配当は8円で、利回りは1.36%です


私の投資判断は「保留」となりました。


過去5年分の株価ですよね。
最高500円で、最低が132円、配当利回りで見れば、1.80%から5.92%のレンジで動いたことがありました。

もちろん、私はトレードはしないので買われすぎ、売られすぎは関係ありませんし。需給も無視します。


株は需給ですよ~。一般的にね。


正直なところ、当社の株価水準でPERが1桁に落ちる、つまり利益に関しての明るい何かを見つけられる事ができませんでした。となると、割安ではないので投資が出来ないって判断になるのです。


最後に、

最近のマーケットを見ていると、とりあえず無駄に上がった会社が売られ、しっかりと利益を積み上げている会社が買われているように思います。まだ、業績相場には移行していませんが(一生以降しませんが)それに近い動きになってきたように思います。

こういった場合、少しは企業調査が役に立つかと思います。



ふと、株式投資での成功を考えて、アメリカでは世界一のお金持ちはビル・ゲイツで「Windows」とかスゲ~ものを作ったからですよね。

その次は我らがウォーレン・バフェット先生なのです。

バフェット先生って何にも作ってないのです。ただ、世の中のお金を上手に動かす事で世の中の流れを(特にアメリカ)良くし、アメリカという国を世界でもトップの国に押し上げたのです。

日本でそういった人っているかな~って考えると、いませんね。投資のお金も結局無駄なXXメモリとかに散々投資した挙句、吹っ飛んだりして、って事を考えると、まずアメリカ当たりのグローバルなところから業績相場的なものがある程度形成され始めたら日本もその後、そういった相場を織り込んだマーケットになるのかな~なんて思っているのです。

その日のために、今日も一生懸命企業を分析しました。


がんばれ、加藤製作所!!

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

例によって、名古屋の株なんですが、割安株として尾張精機はどうでしょうか?

上方修正が結構えげつない感じで進んでいると思っています。成長は望めなさそうですが、おそらく最終決算でも上方修正するのでは、と思っています。
今、1単位だけ持っているのですが、流動性がないので、買い方が難しいんですが、どうでしょう?

Re: No title

コメントありがとうございます。
尾張精機は確かに万年割安株ですね。

有価証券報告書を見ましたが、前年の投資キャッシュフローのマイナスがデカイので何か大型の投資をした感じが伺えますね。

やや気になりそうです。

近々レポートしてみようと思います。

今後とも、応援よろしくお願いします。

> 例によって、名古屋の株なんですが、割安株として尾張精機はどうでしょうか?
>
> 上方修正が結構えげつない感じで進んでいると思っています。成長は望めなさそうですが、おそらく最終決算でも上方修正するのでは、と思っています。
> 今、1単位だけ持っているのですが、流動性がないので、買い方が難しいんですが、どうでしょう?
検索フォーム
コンタクト

名前:
メール:
件名:
本文:

タグ

3657 

プロフィール

FC2USER484308ICQ

Author:FC2USER484308ICQ
一時、伝説となった某有名中小型株ファンド「T」で株式投資の極意を学びました

こちらのブログでは日本株についてレポートします
講演やIRなどの「お仕事」もありますので更新は不定期になります

ヘッジファンドについて、また金融業界にかき消されているブラックボックスの部分も書こうと思います

「T」は匿名性の高いファンドです。それは、「ファンドはパフォーマンスで答える」必要があり、「誰が運用している」というのは関係ないのです

当ブログにおいても、「レポートの内容」が重要であり、「誰が書いているか」は関係ないのです

なので、
私も匿名性を持ってこちらで活動させて頂きます

SNSの時代で逆に繋がらず、逆張りで行こうと思います

銘柄等、レポートの内容等において、ご質問等、ありましたらお気軽にどうぞ

お仕事の以来もお待ちしてます

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。