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1999サイタホールディングス



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独断と偏見に満ちた独り言のレポートですので、あくまでも参考程度に。投資は自己判断で!


1999サイタホールディングスです。

設立は1955年、有価証券報告書の【沿革】では「大正12年1月、福岡県朝倉郡安川村(現福岡県朝倉市下渕)において才田組を創業」なのです。大正12年は西暦1923年です。

福岡県が営業ベースで建設事業、砕石事業を行っています。さらには酒類製造販売、石油製品販売、不動産事業、環境事業及び警備事業と色々それに関連してそうな感じの事業を行っています。

そして、決算が6月です。


過去のレポートでも書いてます通り、決算は好きな時期にしてオッケーですよね。それなら、事業がヒマな時に合わせればラクなのです。そして当社は古~い、歴史ある建設業って来れば、そりゃあ~役所からの仕事の依頼は来るでしょう~。そういったのは3月がラッシュ時ですからね。もちろん、そういった所はまず予算があって、それを使い切る必要があるからですよ~。


通常の事業会社と逆なのです。


事業会社はカネ使ってカネを生み出して最後残ったのが利益。利益がデカければうれしいのです。

役所はカネ入ってそれ使って残ったのが余り。余るとそんなに要らないんだってなりますからね。来年は少なくなっちゃう。


所で、

過去9年間で3回赤字になっていますね。


会社が赤字なる理由って考えだしたら超あり過ぎなのでここで書くつもりはありませんが、これ位の頻度で赤字になる会社って結構投資家としては狙い目ではないでしょうか?

私や賢明な読者さんのように、ひたすら財務諸表を見て、相場を見ない投資家も、逆に財務諸表なんてバカらしいものは見なくて「株価は需給である」という投資家さんもです。


だって、赤字から黒字、黒字から赤字転落の時ってやっぱり普通以上に動く訳ですね。これはどちらの投資家にとっても同じです。


我々はバカみたいに地味~に財務諸表ばっかり見ちゃう投資家なので、こういった会社の場合は数点を確認して、その後、何かの復活ドライバーを探し、ストーリー付けて投資判断に落とし込むといった作業が必要なのです。


正直な所、どんだけ赤字続きの会社であっても、復活ドライバーが明確に見つかれば、一気に株価は回復するのですが、それを見つけるのが非常に難しいのです。

ゲーム会社のIR担当者は次のゲームはビックヒットしますよ~って必ず言いますからね。
今はサプリ屋だけどそのうちジェット機飛ばすぜ~って言う訳ですね。


あなたがもし、そういった事を見つけるアンテナが高めの投資家であればこういった投資戦略が優位に働くのは間違いないと思います。


ビジネスについて、

前述の通り、建設事業、砕石事業がメインです。ホームページを見てもふーんって感じですね。


数字を見ます。

単位:百万円(株価を除く)

売上高 経常利益 純利益 経常利益率 純利益率 株価(高) 株価(低)
2005年6月期 4700 -21 -71 -0.4% -1.5% 242 100
2006年6月期 3587 -50 54 -1.4% 1.5% 200 135
2007年6月期 4174 122 109 2.9% 2.6% 152 111
2008年6月期 4763 -21 137 -0.4% 2.9% 133 97
2009年6月期 3714 -188 -4 -5.1% -0.1% 118 57
2010年6月期 3554 -134 58 -3.8% 1.6% 134 58
2011年6月期 4264 36 30 0.9% 0.7% 107 54
2012年6月期 3372 -108 -203 -3.2% -6.0% 115 76
2013年6月期 3795 189 163 5.0% 4.3% 123 59


売上、利益、それらの%、さらには株価を見て、数学的に計算できなくても、それらが何となく相関があるなぁ~って感覚で解るのではないでしょうか?


たとえ当社が福証の銘柄で出来高も少なくても、やはり反応するのです。
すべての情報は「瞬時」に価格に反映されるという「効率的市場仮説」的な事を思い出しますね~。出来高が少ないので 「瞬時」には反映されませんが。


この部分が中小型の良い所なんですよ~。
心地よい太陽の光も、虫眼鏡を使えば紙を燃やすことが出来るのです。


でまあ、赤字の原因を簡単に言ってしまうと、経費が掛かりすぎたって事と売上が落ちたって事で良くね?というか、建設事業、砕石事業が何をして何にカネが掛かるのかは考えれば解る事で、コモディティ系の価格上昇とかで影響を受けているのですね。

そして、売上高(受注)に関してはミクロ経済の影響を受けますね。

散々説教をたれましたが、これが価格に反映出来る会社って強いのです。恐らく、オンリーワンの技術を持っている会社ですね。たとえ、決まった金額で受注しても、その受注金額をひっくり返すだけの技術を持っているって事なのです。


東証一部のデカイ機械製造の会社とかにそういった会社がありますね。探してみて下さい。高ROEですので。


それらを逆に考えると、当社の場合は、特にオンリーワンの技術は無いって事になります。これはネガティブでなく、ごく普通の事ですね。

すべての会社がオンリーワンを持っていたら意味ないのです。

「世界に一つだけの花」を考えたとき、周りは普通の花だったりするイメージです。
「世界に一つだけの花」が500種類この花畑にはございますってなったらちょっとがっかりでしょ?


赤字の原因はとりあえず詳しく皆さんも調べてみて下さい。ふーんってなりますから。


とりあえず、赤字の理由の究明って第一にしなくてはなりません。それが解れば黒字になる方法も見えるからです。


そして、財務諸表。
だって赤字なるって事は、カネが減ってくって事です。じゃあ財布にカネはいくら残っているの?ってのが大事なのです。

当社のバランスシートを見てこんな風に考えます。

キャッシュが13億円、売上げ12億円がそのうち入ってくる、その他もろもろで27億円
建物が4億円、機械が3億円、土地が7億円、その他もろもろで18億円

でもこちらも払ってないカネがあって27億円~。

って言った感じで自分の財布位軽く考えるのです。
となると大抵の会社のPBRって変わらない?

PBRに付いて、PERは社の収益力を判断する指標で、PBRは 会社の資産内容や財務体質を判断する相対的な指標って教科書には書いてありますけど、PBRが表に出てきた際は、収益力を判断する指標としても使われていたのです。

つまり、資産を使いどれだけ稼げるかって話なのです。なので1倍を切ったので解散価値を下回り~って言われますが、別の考え方で言えば、100万円の資産を彼らに使わせても個受けられず70万円しか戻ってこないって意味にも捉えられるのです。


昔からそんなのは学者さんの間で論議されている事ですね。
まあ、我々は投資を通じて体感すれば良いのです。


さらに詳しい資産の内容は有価証券報告書の【主な資産及び負債の内容】に書いてありますね。ここでちょっと読者さんが気になりそうな部分がありましたので書いておきます。

単位:千円

関係会社株式
才田組 421,629
才田砕石工業 405,244
サイテックス 44,000
賀和運送 26,000
朝倉生コンクリート 8,950
HUE FOODS COMPANY LIMITED  0
フエフーズ・ジャパン 0
合計 905,823


以上のようですが、関係会社2社の株価がゼロ?って何って思う人が少なくともいるかなって思って。

でも、関係会社長期貸付金ってのを見ると、

HUE FOODS COMPANY LIMITED 237,527
フエフーズ・ジャパン  65,327
合計 302,855

ってなっているので、0円で会社を設立して、その後、貸したのかな~って思ったりするのです。関係会社株式は取得価格で乗っけるってルールですので。

6425ユニバーサルエンターテインメントでも書いた通りですね。


それ以外に気になった部分として、

役員報酬11,375千円を5人って少なくない。って部分ですが、恐らく子会社の役員とか色々やっていてそこら辺からも貰っているのかな~って思います。有価証券報告書では「当社グループは、サイタホールディングス株式会社(当社)、子会社9社及び関連会社1社により構成され、建設事業、砕石事業を主な事業としており、この他、酒類製造販~」って時価総額の割には子会社が多い気がします。


あと、気になった株価にちゃんと反映しそうな部分と言えば、四半期の数字です。どうも第1四半期に赤字になりやすいのです。一般的に言えば、収益、費用は早く、資産、負債は遅くって事ですもんね。そして当社のビジネスって受注したら結構時間が掛けて出来るビジネスだから工事完成基準とか工事進行基準を使っているのです。

まあ、第1四半期の経費をガッツリ計上しておく会社かどうかはやっぱりアナリストさんの会社訪問で聞いてもらうのが一番なのです。


という事で四半期の数字を入れておきます。


単位:百万円
マイナスはカッコにしてみました。見易くなってますでしょうか?

売上高 経常利益 純利益 一株当たり 純利益率
2009年度1Q 664 (114) (123) (19.52) -18.58%
2009年度2Q 831 (46) (51) (8.02) -6.09%
2009年度3Q 1,599 106 92 14.51 5.72%
2009年度4Q 620 90 78 12.40 12.62%
2010年度1Q 644 (61) (62) (9.88) -9.68%
2010年度2Q 915 34 23 3.67 2.53%
2010年度3Q 1,347 124 100 15.89 7.44%
2010年度4Q 648 7 (3) (0.44) -0.43%
2011年度1Q 648 (29) (31) (4.85) -4.72%
2011年度2Q 1,294 46 38 5.98 2.92%
2011年度3Q 1,162 108 59 9.35 5.08%
2011年度4Q 1,160 (81) (36) (5.76) -3.13%
2012年度1Q 746 (67) (46) (7.29) -6.16%
2012年度2Q 765 (34) (35) (5.47) -4.51%
2012年度3Q 1,217 108 95 15.09 7.82%
2012年度4Q 644 (208) (218) (34.57) -33.85%
2013年度1Q 622 (63) (65) (10.38) -10.52%
2013年度2Q 855 46 42 6.64 4.90%
2013年度3Q 932 196 151 23.90 16.17%
2013年度4Q 1,386 90 36 5.73 2.61%
2014年度1Q 1,019 8 3 0.49 0.31%


でさ、2014年が1Qがマイナスでないって事は、もし、当社が本当に第1四半期にでっかく経費を計上しているようなら、結構期待できる数字なのですよ。


借金も多少あり、短期金利1.9%、長期金利1.1%なので、決して良いとは言えませんが、悪くはないのです。


あとは、「本年7月より「太陽光発電事業」に参入し、安心・安全なエネルギーの供給開始を予定」って文言がありましたが、復活ドライバーになるのか?って言われたらまだ何とも言えませんね。さらには酒類事業も5年前は9500万円の売上が今は3.4億円ですので成長はあるものの2011年度の4.1億が最高売上でまだ収益の柱にはなっていない。つーか利益で見れば赤字だしね。


株価を見てみます。
144円。実績ベースでのPER5.56倍、PBR0.47倍、配当は3円ですので配当利回りは2.08%


私の投資判断は「買い」となりました。
ただ、かなり少量になりますけれど・・・。


とりあえず直近の第1四半期の一株当たり0.49円ってのは結構経費を引いたあとかと考えます。なので売上から利益率で計算して一株当たりの利益を計算して、144円の現在株価で計算するのです。つまり、2014年6月度を予想します。で黒字ですので会社にカネが溜まる、という事はPBRはちょっと割安になる、利益も1Qの売上ベースで計算しているので割安方向に動きます。

これが長い間続けば、株価が間違っていたのか、企業業績が間違ってたのか投資家が解ってくると思います。そうなれば株価が動くのではないでしょうか?

ただ、ご存知の通り今後、四半期決算で1回でも赤字が出た瞬間、ストーリーは変わって来ますね。出来高も考えれば、当然少量になってしまいます。


最後に、

今回、赤字が結構出る会社の調査をしましたが、こういった会社まで調査範囲を広げると、面白いレポートが書けそうな会社が幾つか出てきました。

ヘッジファンドのクセとして11月、12月はヤル気が出ない時期ですが、頑張ってちゃんとマメにレポートを書いてみようと思います。


がんばれ、サイタホールディングス!!


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こんにちは。いつもありがとうございます。
分析していただきたい銘柄があるのですが、
3113 Oakキャピタル
どうでしょうか?
ここが投資している会社が今軒並み高で、かなりの評価益が狙えるんじゃないかと思うのですが、よければお願いします。。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

3113Oakキャピタルですね。
なかなか分析が厄介な会社かと思います。投資先の値上がりでの評価益というイベントには非常に興味があるのですが、ただ、本業がイマイチな感じです。

となると長期投資としては非常に難しい銘柄かと思います。
時間があるときに調査して、ツッコミ処も色々ありますのでレポートしてみようと思います。

今後とも、応援よろしくお願いします。

> こんにちは。いつもありがとうございます。
> 分析していただきたい銘柄があるのですが、
> 3113 Oakキャピタル
> どうでしょうか?
> ここが投資している会社が今軒並み高で、かなりの評価益が狙えるんじゃないかと思うのですが、よければお願いします。。
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ヘッジファンドについて、また金融業界にかき消されているブラックボックスの部分も書こうと思います

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