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7709クボテック



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独断と偏見に満ちた独り言のレポートですので、あくまでも参考程度に。投資は自己判断で!


7709クボテックです。
画像処理技術の会社です。設立は1985年と、まあまあ古い会社です。久保家で大株主に名前を連ねている会社ですね。なので上場してパブリックであって、オーナー企業って言って良いでしょうね。


一応、前回の2766日本風力開発のレポートと関連を付けて次を書けば、読者さんの理解が深まるかな~って言う単純な思いで当社のレポートを書こうと思ったのです。


関連している部分は「赤字だらけ」って不名誉な所ですけれども・・・。


でも、それぞれどうやって赤字になってしまったか、という理由を探し、逆にそれが解消されれば黒字になるって事ですよ。となると投資妙味があるのです。


ぶっちゃけた話、「赤字続きでカネが尽きて吹っ飛びそうな会社なら、ショート(空売り)で儲ければ良くね?」って思われますが、これがかなり難しいのです。

ショートって利益が突っ込んだ額未満でしょ?例えば100円ショートして、1円になって買い戻せば99円の利益です。100円突っ込んで、200円儲ける事は出来ないのです。これは買いであれば100円の株が500円になれば5倍で400円儲かってますよね。

当然、買戻しって事で逆の場合、損失はある意味、無限大ですね。

ヘッジファンドの場合は、レンディング市場とかがもしくは相対とかで株を借りての売りが出来ますので個人よりはちょっと有利にショートが出来ますね。


また、当社の場合、時価総額が47億で低い。しかも固定されているような株主で浮動株が15%なので7億円分の株しか流通してない訳ですね。

相場師が出てきてショートがボコボコにされる可能性があります。もちろん相場師以外でもヘッジファンドであったりしますね。

フォルクスワーゲンが5%も無い浮動株に対し、色々な投資家が空売りして浮動株の7倍位の売僧が積みあがりましたね。で、確かその前位はフォルクスワーゲン社の浮動株って40%位あったと思われるのですが、大株主のポルシェが保有比率を42%から74%、ニーダーザクセン州が20%、あと諸々株主がいると思いますが・・・。

ポルシェは株式と交換できるデリバティブを持っていて、今交換すると結構損するよってタイミングでいきなり株式と交換したんだよね。となると空売りって単純計算で5%しかない株に対して40%分、買い戻さなきゃなんない訳ですよ。

もし、株を変えなくて返せない場合、ヘッジファンドは「債務不履行」になります、つまり吹っ飛ぶ訳ですので、死ぬ気で5%を買いに行く訳ですね、で、どっか~んってなって時価総額世界一になりましたとさ、一瞬。

という訳で、ある程度浮動株があって、金額もデカくないと空売りは怖いのです。


もし、あなたが100億円位のファンドを持っていたら、とりあえず買いまくって株価を上げます。その勢いにつられ、個人投資家、そこに自身の買いを当てるのです。ファンドはもう今、誰が買っているから上がったのか一目瞭然な訳ですよ。売り抜ける事が出来たら売り抜ける。買いの圧力が弱まったら空売りや実弾売りを出してトレンドを変化させるのです。理由は簡単で、信用倍率で個人投資家を動かすためです。

もちろんこの逆の戦略もヘッジファンドは出来るって事ですよ。


はっきり言っちゃいますが、チョロイもんでしたよ。


とまあ、当時を振り返りつつ、こういった会社のショートは怖いぜって事を言いたかったのです。


調査してみましょう。

ビジネスについて、ホームページ~って毎回のように言ってますけど、ちゃんと見てますか?当社のホームページ、今現在ですと左に寄ってない?なんか古~い感じしますね。技術の会社なのでホームページではなく、技術で実力を示せば問題ありません。でその技術が生み出すものがカネであり、株主様にいつか還元されるであろう利益なのです。

当たり前ですが、会社は株主のものですよ。で会社にある全ての財産はカネを貸している人の取り分があって、残っていれば株主で山分けして良いよって事ですよ。

とある会社が今日で解散するとします。建物、機械、従業員の退職金とかを支払って残ったカネが100億円あるとします。で銀行に借金が100億円。株が100億円、いろんな株主に保有されています。となれば、法律上、銀行が100億円全部持っていく訳ですね。


とまあ、つまらない教科書の話でした。


数字を見てみます。単位は百万円。

売上高 経常利益 純利益 経常利益率 純利益率
2005年度 5,078 -172 -594 -3.40% -11.71%
2006年度 5,365 -421 -519 -7.85% -9.68%
2007年度 4,744 -434 -936 -9.14% -19.74%
2008年度 4,870 272 181 5.58% 3.72%
2009年度 5,002 181 126 3.62% 2.51%
2010年度 2,551 -475 -505 -18.62% -19.78%
2011年度 5,041 510 450 10.12% 8.92%
2012年度 3,329 -236 -262 -7.08% -7.88%
2013年度 1,995 -635 -691 -31.83% -34.64%


カネを儲ける最初の手段、売上って所でやられているのが解ります。ホームページを見れば、やっているビジネスが他社、他国奪われているビジネスだよな~って想像ついたよね?

客を見てみよう。売掛金の欄。単位は千円。


2013年度 売掛金
ウィンテック 210,820
Kubotek USA, Inc. 183,303
KUBOTEK KOREA CORPORATION 95,213
日立国際電気 59,788
Hannstar Display Corporation 49,860
その他 339,129
合計 938,115

2012年度
ダイトエレクトロン 310,120
日立国際電気 163,792
Kubotek USA, Inc. 126,592
Hannstar Display Corporation 73,776
KUBOTEK KOREA CORPORATION 58,382
その他 367,711
合計 1,100,375

2011年度
ウィンテック 390,035
Kubotek USA,Inc. 97,634
AU Optronics Corporation 71,827
日立国際電気 66,519
日本サムスン 64,195
その他 325,308
合計 1,015,520

2010年度
ウィンテック 488,316
日本サムスン 222,395
OPTICS KOREA CO., LTD 85,623
Kubotek USA,Inc. 82,146
日立国際電気 50,302
その他 262,828
合計 1,191,612

2009年度
日本サムスン 306,421
ソニー 187,950
オプティクスコリア 159,259
ウィンテック 138,871
旭硝子 124,131
その他 495,268
合計 1,411,902


どこの客がいなくなったかすぐに解りますね。


さらには、ここからセグメント情報で数字を見る。単位は億円。

ウィンテック 日本サムスン
2009年度 22.5 11.7
2010年度 11.0 4.1
2011年度 23.7 7.7
2012年度 8.1 4.1
2013年度 4.1 1.5


当社が辛い時期にいる事が解ります。


もちろん、こんな状態は「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在する」ってなりますので今後どうやって復活するのかは有価証券報告書に書かなくてはならないよね。

「従来の液晶以外の画像処理外観検査装置の開発、販売を強化し新規顧客の開拓を進めると共に、成長が見込まれる中国市場」

「海外生産を進めるなどコストを削減し、さらに設備投資の抑制と人件費などの固定費削減効果から、損益分岐点を引き下げ」

「新規事業として今後需要の拡大が見込まれるエネルギー分野の研究開発」
って書かれてます。
最後の新規事業については国が大好きなエネルギー分野ですね。

なので、
「独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの助成金交付も受けて~」ってなっています。


当社のビジネスはアレイパターン検査装置、カラーフィルター検査装置、ガラス基板検査装置、シール検査装置、液晶パネル配向膜検査装置、高機能フィルム検査装置、太陽電池基板検査装置だそうで、これらを当社と子会社4社でやっているのです。

そのうち1社は休眠会社になっているって書いてあります。いや~結構こういった事書いているのってレアですね。

検査装置ってある程度の技術の応用が利くから色々やっているんだなって思うのです。連結の従業員は138人しかいないし、「主要株主でもある取締役社長久保哲夫を中心とした少人数の経営陣に事業活動を依存しております」って書かれている。

でもやっぱり売上が減る事って効果が出ていないというか、ダメなんですね。カネで結果を出せよって言ってるのです。


何で今日はそこまでドライになるかというと、当社の研究開発費に関して考えたいからなのです。

「積極的な研究開発投資を行い、常に先端的技術の蓄積と製品系列の開発活動に取り組んでおります」
「創業以来研究開発を最優先」

って有価証券報告書に書かれています。
日本人という性質上、こういった事に惚れちゃう人が多いんです。まあ、悪いことじゃないけどね。

2009年度から2013年度までの研究開発費は1.1億円、1.8億円、1.5億円、1.5億円、1.7億円ってなってます。売上高に対する比率、純利益に対する比率を考えるとデカくね~って思います。

つーか赤字を題している以上、研究開発費に付いてはこと細かく説明が欲しいでしょ?何に使って特許がどれ位取って、どれ位カネになるとかね。さらにはライバルの研究所は○○だ~とか書いてくれたら最高だけど、やはり、最先端とかの研究だと思いっきり有価証券報告書に書いたらどっかの国にパクられて、「はいおしまい」ってなりますからね。

こういった部分は機関投資家アナリストがちゃんと聞いて、みんなに耳打ちで伝えて欲しい訳ですよ。

でないと本当に数字で判断して、「無駄じゃ~ん」とか心無いことを書かなくてはならないのです。

研究開発は日本がメインであるって書いています。
なので、設備の状況を見てみます。その中でも設備の内容に「開発」を含むものだけピックアップしました。

京都第一工場には建物および構築物52,289千円、機械及び運搬具406千円、工具、器具及び備品6,340千円、土地面積が1,774平方メートルあります。従業員が6人。土地を借りていて、年間10,285千円ですね。

京都第二工場、京都第三工場は両方で従業員が38人、隣接してるんでしょうね。
京都第二工場には建物および構築物148,049千円、機械及び運搬具4,418千円、工具、器具及び備品23,460千円、土地368,865千円、面積が2,581平方メートルあります。

京都第三工場には建物および構築物62,352千円、機械及び運搬具1,078千円、工具、器具及び備品102千円、土地189,648千円、面積が1,524平方メートルあります。

新大阪営業所には建物および構築物155,907千円、機械及び運搬具153千円、工具、器具及び備品6,692千円、土地341,979千円、面積が519平方メートルあります。従業員は13人。

京都第一工場の賃料、1平方メートル当たり、5,797円ですよ、
ちなみに京都第二工場は1平方メートル当たり14.2万円、京都第三工場は12.4万円。それらの工場がある京都市南区の2013年の土地取引価格は1平方メートル13.2万円ですね。

って細々した計算を言いたいのではなく、

研究開発って機械があって、後は人が必要でしょ。従業員の何人位が研究開発に携わっているのかな~って気になになっただけです。

機械に付いてはB/Sでは約5,700万円で、約5,000万円が償却されて残り700万円、ちなみに前年が6,000万円ってなっているので、多少処分したって事になりますよね。

機械を修理したら、費用で計上で、修理のついでに改造したら、償却するってのがルールじゃない?って事は機械はそれなりのもので、直して使ってるのかな~って思うのです。古い機械で研究か~って。


もう一か所だけ研究開発費について突っ込ませて。

研究開発が実り、どか~んて売れたり、受注が来るようであれば、在庫を増やすでしょ。なので直近の在庫、製品、原材料、仕掛品とかをまとめてみます。単位は百万円。

2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度
CAD/CAMソフトウエア 1.9 1.2 0.4 0.4 0.5
コンピュータ部品 89 96 71 64 46
電装部品 280 263 175 131 117
その他 6 6 7 7 6
検査機システム 334 436 397 267 167
映像受配信システム 144 154 118 93 94
加工機 17 18 14 9 3
合計 871 973 781 572 433


何かに比例して減少しているように思うのは私だけでしょうか?


研究開発費を語り始めると熱くなっちゃいますね。
なので話を数字に戻します。


当社の場合、赤字も出て、たまに黒字も出る。これってキャッシュフローが多少関係してますね。その中でも代金の回収ね。売掛の滞留期間が234.8日ってのは大きいね。前期は123.1日でしたなので回収が結構できた。

ちゃんとカネは回収しないと困りますね。でも引当金を見ればそこまでヤバい感じで滞っている事はまずないので今のところは安心ですかね。

でも、3年平均とか、5年平均にしても厳しいですね。


後は銀行借入ですかね。
借入金は短期0.9%長期1.0%です。まあまあ低いですね。

でも金額は多い。

短期
2013年度
みずほ銀行 400,000
三菱東京UFJ銀行 400,000
商工組合中央金庫 200,000
京都銀行 200,000
三井住友信託銀行 100,000
合計 1,300,000


1年以内返済の長期
りそな銀行 200,000
紀陽銀行 134,000
関西アーバン銀行 102,000
三井住友銀行 100,000
四国銀行 99,000
名古屋銀行 68,000
京都銀行 66,000
商工組合中央金庫 33,000
合計 802,000


長期
商工組合中央金庫 167,000
紀陽銀行 101,000
京都銀行 68,000
三井住友銀行 50,000
四国銀行 35,000
関西アーバン銀行 25,000
合計 446,000


ポイントはちゃんと返せるかって所と、次の借入が出来るかって所でしょうね。
2010年度の短期借入を見ると、UFJは8億円、みずほは7.5億円を貸していました。

まあ、設備とかの金額等を考慮すれば、いざとなったらそれぞれの銀行はそれくらいは取り戻せるって考えるだけの金額を貸しているように思いますけど・・・。


まあ、後ツッコミ処はありませんね。


株価を見てみます。

343円、赤字なのでPERは計測できず、PBRは4.56倍、配当は無し。


私の投資判断は「却下」となりました。


復活の兆しが見えない、研究開発の結果が見えてこない。
この2点が理由です。

さらに言ってしまえば、IRが微妙ですよね。製品の案内ばっかりで。

もうちょっと笛を吹いて欲しいのです。○○から受注~とかね。もちろん本当に受注したらですけどね。笛を吹いてくれれば、投資家は踊ります。ちゃんとした投資家ならそれを元に今後の収益を計算しなおして投資妙味を見つけてくれると思います。

最後に、

投資家も投機家も仕手筋とかもみ~んな同じ株式マーケットに住んでいる住人なんです。それぞれの特性があり投資スタイルも異なります。その中でそれぞれの特性を理解して、自身のスタイルを当てはめていく投資スタイルを身に着けて頂ければ幸いなのです。


がんばれ、クボテック!!


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一時、伝説となった某有名中小型株ファンド「T」で株式投資の極意を学びました

こちらのブログでは日本株についてレポートします
講演やIRなどの「お仕事」もありますので更新は不定期になります

ヘッジファンドについて、また金融業界にかき消されているブラックボックスの部分も書こうと思います

「T」は匿名性の高いファンドです。それは、「ファンドはパフォーマンスで答える」必要があり、「誰が運用している」というのは関係ないのです

当ブログにおいても、「レポートの内容」が重要であり、「誰が書いているか」は関係ないのです

なので、
私も匿名性を持ってこちらで活動させて頂きます

SNSの時代で逆に繋がらず、逆張りで行こうと思います

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