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7844マーベラスAQL



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独断と偏見に満ちた独り言のレポートですので、あくまでも参考程度に。投資は自己判断で!


7844マーベラスAQLです。
アニメとかゲームとか音楽とか、まあそんな感じの会社です。詳しくは当社HPの事業内容を見ましょう。

時価総額が300億円超と、私の中では大型であり調査対ストライクゾーンからは外れているのですが、昨日のレポートからかなり疲れており、フツーにちゃんと有価証券報告書が出ていて、「そうなんだよ~」ってスムーズに上から下まで読み進める会社を求めていたのです。

有価証券報告書の読み方は以前、5965フジマックのレポートで述べた通りですが、上から下まで順番に読みますよ~。

当社の場合は無事に下まで読めましたので、とりあえず投資対象として「買い」、「保留」、「却下」のどれかには該当します。

「却下」レベルの会社も私のブログで結構ありますが、そういった会社は大体、有価封建報告書を10ページも見ずに、10分もかからないうちに「却下」って判断が下ります。つまり「論外」な訳ですね。ただ、私、対、会社という社会的ヒエラルキーを考えれば、どのような会社でも敬意を表する訳っすね。なのであえて「却下」って書いているのです。

とまあ、ここまでくれば、当社は「買い」か「保留」のどちらかに近いって事になります。


とりあえず、調査開始です。


ビジネスについて、

前述の通り、事業内容を見てください。
さらには役員の経歴の欄から適当に会社をピックアップすることによって何となく当社の事業内容、取引先が解ります。

バンダイ
セガ・エンタープライズ
野村トーイ
カプコン
ポニーキャニオン
データアプリケーション
リクルート
NTTドコモ
フィールズ
プライムワークス(現ネオス)
ザッパラス
ソニー
角川グループ・ホールディングス

上記の会社のビジネスを足して~何かで割って~、何かを掛けてあげて~、「√」とかも適当に絡ませる。で当社のビジネスが完成です。


でも一応真面目に有価証券報告書の沿革を見ます。この部分はビジネスを語るうえでまず、なんでこのビジネスを始めたのかが解ります。でそれから現在まで変わってなければ、その気持ちは今も変わらないみたいなね。

まあ、変わらないとダメな場合もありますがね・・・。

「音とゲームと映像を融合させた新しいエンターテイメントソフトウェアの創造」ってなってます。創業時のメンバーって当時は上記のような安定、安心(当時ね)の会社であったのに起業してるんですね~。

ここら辺のストーリー、経営陣に聞いてみたいですね~。最近は上場してすぐにビジネス本出しちゃう社長とか多いですからね~。IPOでカネが入って、本書いて名誉をって訳ですよ。で、本業は赤字とかね。

で、最終的には年収2000万の人と500万の人の違い的なのを毎週やっている雑誌にでて、「就職より企業のほうがラクです」みたいな事を言ってしまう・・・。

末期症状。

まあ、ここら辺の人たちはもう上場がゴールな訳ですからね。海賊王になっちゃた訳ですね。
海賊王になったらあのマンガも終わる訳ですよ。多分。


で、当社の場合、アマゾンとかで調べてもビジネス本が出てこないし、まあ何社かインタビューは受けているようですが・・・。経営陣は会社の株を上げる事に24時間、365日頑張ってもらいたいものですよ。

でまあ、企業ストーリーも知りたいので会長の中山晴喜さんやマーベラスAQLをググってみれば良いだけ。いや~そういう事でしたか。ってなりますよね。


という訳で企業ストーリーやどの会社がどうやってこうやってマーベラスAQLになったかはもう理解出来たのです。なので、業績を見る際は直近2年しかあてにならないって事ですね。セグメントとかも変化しているし、従業員だって8倍位になっているし。

でも、なんでマーベラスのほうに纏めたの?ってなりますよね。AQインタラクティブのほうが財務諸表的に良いし、大きくないって思うのですが、でも、やはりそこはカネと名誉がある方に纏めるって事です。AQインタラクティブも上場会社でしたからEDINETでEDINETコード「E05671」で出てきます。


大きいほうが小さいほうに入るって企業同士であればそれほど珍しくないですよね。LBO、つまりレバレッジド・バイアウト(Leveraged Buyout)しちゃえば良い訳ですし。

10億円の資産がある社長は100億円は借りにくいですが、近くに時価総額100億円の会社があって150億円の資産があると、単純に計算してPBR0.66倍。で10億円の資産がある会社の社長は昔っから銀行と仲が良いので、時価総額の100億円の会社を買収するために銀行からお金を借りるのですが、その際「買収できた暁には手数料と、150億円の資産を担保(借金のカタ)に入れますよ」って約束する訳ですね。

そうなればLBO、つまりレバレッジド・バイアウト(Leveraged Buyout)の出来上がりって事になるのです。

これはオッケーなのですが、問題は逆に大きいほうが小さいほうの入る際に、昨日の3807フィスコのレポートの言い回しで言えば、グルグルさせちゃう訳ですよ。そうです、洗濯して干してたたんで、タンスにしまって一丁上がりってなるのです。


私も当社に対し、一瞬疑いましたが、3分で健全って解りました。
疑ってすいませんでした。


マーベラスAQLでスタートしたのが2011年10月1日ですよ。で、オッケーな合弁であれば、シナジー効果が発揮して当社の数字は良くなるはずなんですよ。


良くなってる。


赤字体質の会社が黒字になりました。
それで、赤字体質の時は何がいけなかったのかを一応調査する必要があります。これが合弁前であってもね。

理由は簡単で、デジタルコンテンツとかを頑張ってた。資産としてデジタルコンテンツを超持ったし。でも、それを売ろうと頑張ると経費がかさみ赤字。営業赤字。さらに費用がかさみ、最終的には結構デカイマイナスになった。


今は違いますね。
業績の数字はこんな感じ。単位は千円。

2012年度 2013年度
売上 10,423,643 17,579,434
全従業員数 399 485
一人当たり売上 26,124 36,246
一人当たり純利益 8,855 3,957
利益率 33.9% 10.9%


利益率の幅が大きいですね。

ここら辺はP/L(損益計算書)を見ればオッケー、読むレベルではないね。見るだけ。「負ののれん発生益」で22億円儲かりました。って2012年度の話、これを純利益から引いて考えれば2012年度の利益率は12.7%となります。

2012年度、2013年度、どっちの利益率が普通なのか解りましたよね。


いつもの事ですが、「のれん」が出ると、色々言いたくなっちゃうのですがプラスののれんはプレミアムを付けて買収、負ののれんはディスカウントで買収ってな感じです。

財務諸表を読む際「のれん」で理解できずにあきらめる投資家(投資家って呼べるか?)、銀行員(銀行員ってか投信販売員だね)って結構多いのですが、ここのカラクリって結構怖いのでちゃんと理解してね。


かなり端折りますが、例えば、

100万円の現金を120万円で買い取ったら、20万円は「のれん」で償却資産。
100万円の現金を80万円で買い取ったら20万円は「負ののれん」で利益になります。

100万円の現金を120万で買うアホなんかいない訳ですが、実はスーパー投資顧問アナリストが5年間運用して200万位増えるかも!?って特典があるのです。

となると、5年で100万円儲かって、費用が20万円。5年で割ると、年間4万円で毎年20万円儲かると。じゃあプレミアム付けますよね。って話。


まあ、この説明すると、「負ののれん」はどうなんだって話にはなりますが。そこら辺は放っておいて。

で、「のれん」ってやっぱり毎年赤字な会社を例えば10億円上乗せして買います。もちろん会社のカネだよ。で売った方はラッキーで10億円懐に入る、で運用会社、証券会社を通じて8億位その買ってくれた会社の株価を支えたりする訳ですよ。

で残りの2億は資産管理会社とか興して、相談役とか、社外取締役とかに買ってくれた方の役員を起用したりして、役員報酬や株を配る訳ですよ~。上場していない株式であれば、評価が難しいので、小学生でも1億円だろうって解る株でも当事者同士が納得すれば言い値で取引できるのです。

ってグルグルさせている会社、結構多いのです。

つー事で、「のれん」に関しては、マジで理解したほうが良いのです。


で、当社は「真っ白」超健全ですので、「そうなんだよ~」ってなる訳です。

でまあ、数字に戻りますが、当社は3セグメントですが、すべて黒字、で一人当たりにまたまた計算してみるとこんな感じ。単位は千円。

2012年度 2013年度
オンライン事業売上 22,180 35,035
オンライン事業利益 4,039 3,207
オンライン事業利益率 18.2% 9.2%

コンシューマー事業売上 21,179 34,023
コンシューマー事業利益 3,307 8,767
コンシューマー事業利益率 15.6% 25.8%

音楽映像事業 128,177 124,996
音楽映像事業利益 21,883 28,420
音楽映像事業利益率 17.1% 22.7%


ここで鋭い人はこんな疑問が出てきます「2013年の3セグメントの純利益率がそれぞれ、9.2%、25.8%、22.7%なのに全体は10.9%じゃん。おかしくね」

答えとしてはセグメントの人数ですのでバックオフィスの事務の人を計算していないのです。なのでこうなるのです。で、当社の従業員のセグメントはオンラインとコンシューマーは一緒なので半分ずつで計算しました。


こういった数字を見て、色々考えてください。


あと、特筆する部分ではストックオプションかな。議決日、対象、行使期間の順です。

平成14年6月20日決議2144株@38,027円
当社取締役 4名
当社監査役  2名 
当社従業員  6名
子会社従業員 1名 
平成16年7月1日~平成24年5月31日


平成16年6月23日決議の5120株@76,560円
当社取締役 6名
当社監査役 2名
当社従業員 50名
子会社取締役 4名
子会社従業員 33名
平成18年6月24日~平成26年6月23日 


平成22年6月7日決議15株@50,000円
当社従業員 4名
平成24年6月8日~平成32年6月7日

社員だけの場合もあるのです。良い人事評価の表れですよ。毎回意味がなく役員いストックオプションを配る会社とは大違いです。また、子会社従業員ってもの良いですね。出来るやつにはストックオプションで長くいて貰いたいのです。


ストックオプションもね、「外部協力者」とかに出せるんですよ。で基本出していると怪しくないですか?

「外部協力者」にはファンドが絡みます。最悪な場合は街のゴミ投資顧問が入ってくるのです。簡単な手口としては、投資顧問を名乗り(もしくは投資事業有限責任組合)「俺たち100億円ファンドしてます」で「お宅の会社の株を上げますので倍になったらストックオプションください」的な営業をする訳ですよ。でも営業とは言いません。「御社を調査したい」ですよ。

となると喜んでIR、財務部長、社長が飛んでくるのです。で、株価2倍になったらストックオプションを売って相場を冷やし、流動性を高める」とか言うのです。

でまあ、偶然にも、2倍とかになればタダでストックオプションが手に入る訳ですよ。投資事業有限責任組合だから一応ファンド、でも外部からお金を集めなくても良い訳ですね。

ってな感じのスキームもあるのでストックオプションは注意です。


でも、当社はそういったグレーなのは一切ない。素晴らしいストックオプションの使い方です。


あと、書きたい部分は、

株式分割が成功して色々な株主が増えた事。

借入金の金利が平均レベルであるがキャッシュがある事。
今後、借入の時は銀行が頭下げに来て金利もかなり下げるんだろうな・・・と。

減価償却の期間。
短いなあ~って感じる。一応、有価証券報告書に建物3~39年、車両運搬具2~6年、工具、器具及び備品2~15年って書いてある。まあルールをそのままコピペでしょ?のれんは当然5年でした。


株価を見てみます。
67,000円。実績ベースでのPER18.7倍、PBR3.35倍、配当利回りは1.87%です。
今日はストップ高でしたね~。四半期報告が出て、上方修正だからですかね。


私の投資判断は「保留」となりました。


第1四半期の売上とか利益の数字が1年の縮図ではないからね。で逆に4倍しても変になるでしょ?でまあ、当社も3か月先は良い感じ~って上方修正も、通期は変更していない。これって商品の寿命とか、売れ行きとがが何となくまだ不明だし、今後もコケる可能性がある訳です。

でも、今の所ちょっと調子いいぜ~って事は理解しました。
また、数字を出してから、なので上方修正ってタイミングなのですねって事を理解しました。

で、これらを当てはめて、株価のファンダメンタルを見ても普通に評価されてますね。一応アナリストが一人カバーしているようです。株式会社東海東京調査センターの角田佑介さん。(こちらです

マジでカバーしているようであれば、このレポートに気づき、明日位ご連絡くれたらうれしいですね~。


でまあ、このカバレッジとかも今後増えれば結構良いねってなりますね。今後もチェックする所が満載です。


最後に、

いやーやっぱり、会社ってこうでなきゃって有価証券報告書でした。しっかりしてますよ。つい先日まで上場廃止の訳の分からない会社や、オーナーが保有する豪邸の固定資産税の金額を補う感じの配当している会社だったり(生活費はお給料で賄ってる感じです)もう、変な会社ばっかり調べてたので、久々にまともに調査した感があります。


しかし、私の調査ストライクゾーンは時価総額100億以下ですので基本、ビミョーなのばっかりなんすよ。100億から300億に成長できるのは極一握りですからね。まあ上場できるのも一握りですが。

ってな事で、久しぶりに自分の調査におけるバランス感覚を整えるためにこのような会社を調査してみました。皆さんも、バランス感覚が崩れたときに何か整える術を持っておいてください。


がんばれ、マーベラスAQL!!
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一時、伝説となった某有名中小型株ファンド「T」で株式投資の極意を学びました

こちらのブログでは日本株についてレポートします
講演やIRなどの「お仕事」もありますので更新は不定期になります

ヘッジファンドについて、また金融業界にかき消されているブラックボックスの部分も書こうと思います

「T」は匿名性の高いファンドです。それは、「ファンドはパフォーマンスで答える」必要があり、「誰が運用している」というのは関係ないのです

当ブログにおいても、「レポートの内容」が重要であり、「誰が書いているか」は関係ないのです

なので、
私も匿名性を持ってこちらで活動させて頂きます

SNSの時代で逆に繋がらず、逆張りで行こうと思います

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