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2799パイオン



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独断と偏見に満ちた独り言のレポートですので、あくまでも参考程度に。投資は自己判断で!



2799パイオンです。
旧ネクサスですね。もうパイオンで充分名前は知れ渡っていると思います。9435光通信の子会社であり、光通信が68%の株を保有してますね。

携帯電話販売会社で、そこから派生させたビジネスを展開している会社ですね。一部、9435光通信と同じ業態があるんじゃねって思う訳ですね。

私事ですが、非常~に思い入れがある会社でして、ただ、財務が非常に難しい。当社のリサーチが出来ずにクビになる機関投資家のアナリストも数知れずといった所です。上席アナリストから当社のリサーチの依頼が来たらもう嫌がらせかクビにしたいかって位なのです。

言ってみればそれくらい、当社の財務諸表は複雑なのです。時価総額が100億円程度のレベルではありません。

私の場合、思いっきりどうでも良い場所は飛ばして、端折っても良い部分は一気に端折りますので何とかレポートが可能だと思います。最近、財務諸表が単純すぎてつまらないって思っている読者さんは一度、当社をチャレンジしてみては如何でしょうか?


早速、調査開始です。


ビジネスについては当社のホームページ決算説明会の資料を参考にすれば充分です。一言で表せませんが。携帯電話販売がメインだったって言っておきます。当社の設立は1990年。当時はまだ携帯電話って肩掛けの時代だったかと思います。ほぼ誰も持っていない状況です。でまあ、ポケベル、PHS、携帯電話となり。今や国民、一人一台の時代になりました。当時を振り返ると、そういったお国の戦略がすでにあったのですね。そういった端末を持つことで利便性、企業の効率がアップするって事で。

という事は、そういったビジネスをしている所はかなり優遇されたのです。

ただし、一人一台になればもう大きな販促活動はいりませんし、数多くあった販売店もいらなくなる訳です。で、販売店の淘汰が進みます。まあ基本、人件費が削られるのでしょう。

提出会社ベースでの従業員の状況を見ればこんな感じですよ。


2009年3月期 2010年3月期 2011年3月期 2012年3月期 2013年3月期
従業員数 284人 280人 350人 214人 331人
平均年齢 29.9歳 30.5歳 30.5歳 32.6歳 31.5歳
平均勤続年数 3.5年 3.5年 3.2年 2.7年 3.4年
給料 429万 333万 367万 338万 345万


とまあ、未だビジネスは淘汰されつつあるのかな~って思うのです。


正直、もう昔みたいに売れない訳ですよ。もうね、「キャッチフレーズで売れる」とか「伝説のセールスマン」や「売れる話し方」とか謎なゴミビジネス本を読んでも売れない訳っすよ。

「時代」なのね。

2000年まではそういった携帯販売で超大手の会社の社員が大型契約でインセンティブ数千万円。2006年までは不動産販売の販売員が投資用マンションなどを販売、、広告代理店の営業社員が大口と契約して、インセンティブ数千万円。直近までは証券会社の社員ですね。

でまあ、彼らは大口顧客を持ったので独立、社員に成功論を語り頑張らせる。でもかつてのそれには届かない。でまあ、最終的にその会社は消えるってなる。


インセンティブを選ぶって事はベースのお給料も低くなるって事ですので、仕方ありませんね。会社の方針化もしれませんが。で基本、本社社員の給料が一番高くなるでしょ?子会社とかはほぼ本社より安い訳ですね。なのでよく「子会社に飛ばされた」って言われるのです。

これは、どの業種でも同じでしょうね。

稀に、子会社のほうが給料が高くなってしまうときがありますが、そうなると本社に戻したりして無理やり水準を下げたりしますね。直近は銀行とその傘下の証券会社でそんなことがありましたね。


ともかく、当社のビジネスは淘汰の最中にあるのです。


しかし、売上を見ると、これまた凄い勢いで伸びているんですね~。淘汰されてね~じゃんって言われそうですが、実はそうでもないって事を証明しておきます。毎年の有価証券報告書を見ると、子会社が一気に増えたりしてるのです。


平成25年3月31日現在、当社と連結子会社10社および関連会社12社で構成
平成24年3月31日現在、当社と連結子会社19社および関連会社11社で構成
平成23年3月31日現在、当社と連結子会社9社および関連会社8社で構成
平成22年3月31日現在、当社と連結子会社5社および関連会社1社で構成
平成21年5月31日現在、当社と連結子会社6社および関連会社1社で構成


ってなっている。なので売上だけを見ても何にも説得力はないのです。つまり会社当たり売上、店舗数当たりの売上、従業員数当たりの売上とかで考えなくてはならない。簡単なので連結の従業員数で売上、経常利益、利益を割ってみれば良いのではないでしょうか。


(千円) 2009年3月期 2010年3月期 2011年3月期 2012年3月期 2013年3月期
一人当たり売上 24,431 35,683 50,453 43,118 52,731
一人当たり経常利益 1,450 2,082 2,073 1,259 1,661
一人当たり純利益 1,041 2,891 1,515 1,098 1,451


でまあ、それなりに上がっている。
買収効果が出ているって感じじゃない?

であとは当社の決算説明資料の25ページね。これが当社の戦略であり、今はどの段階にいるのかな~って考える。これは読者さんの判断で決める所ですね。もちろん、このピラミッドの上に行けば行くほど儲かる金額、率はデカくなりましょね。だからピラミッドの上、下から上がれる企業もごくわずかなのです。で、落ちる企業も沢山ある。

結構、いきなり一番上のビジネスから入っちゃう企業がいて、当社コンサルっすとか営業が御社に飛び込みで来てもどこのアホがコンサルしてるの?ってなる訳ですよ。「当社はブランディングに特化したコンサルです」ってお宅の会社名も有名でないのに何がブランディングだよ?ってなるのです。

やっぱりビジネスは下から上がってナンボみたいな感じで進めて行って欲しいものです。つまり、信頼の積み重ねって事ね。

という事で、私なりには当社は「解ってんね~って」なるのです。とても時価総額が100億程度の会社のレベルではないですね。

という事で、今後のビジネスの見通しは、M&Aによって変わりますってなるのです。なんで来年度以降の会社予想も単純に去年と同様って感じで発表しているのではないでしょうか。


ここらで財務諸表ですね。

まず、「当社はガッツリ人のカネでビジネスやらせて頂きますっ」という事なのは借入金を見れば理解できますね。借りられる所から借りる。子会社でも親会社でもシンジケートをみずほ銀行主導で作らせても、です。

当社の連結での売上、経常利益率、純利益率はこの通り


2009年3月期 2010年3月期 2011年3月期 2012年3月期 2013年3月期
売上高(千円) 15,269,509 17,876,958 39,303,020 66,919,867 85,687,666
経常利益率 5.93% 5.83% 4.11% 2.92% 3.15%
純利益率(千円) 650,625 1,448,333 1,180,148 1,704,222 2,357,703
純利益率 4.26% 8.10% 3.00% 2.55% 2.75%


やっぱり金額が少ない時は利益も大きくて良いのですが、金額が大きくなれば利益率が少なくても良くなるって事ですね。

これってファンマネに聞くと大きく二分する所なのです。彼らの運用する投資信託は○○で○○な○○の会社に投資するって書いてあるからです。もちろん、投資家に説明義務もありますしこういった動きがある会社ってポートフォリオに組み入れにくい。なので時価総額が低いって理由付けも出来ますね。

ただ、個人投資家やヘッジファンドであれば、「白ネコでも黒ネコでもネズミを捕ってくる」ので良いのですね。6911新日本無線のレポートで書いた借金とは訳が違うのです。

で、銀行の話に戻りますが、
純利益の金額、率のどちらかが安全であればお金は貸せるって事です。でも当社はかなり借りてくるシンジケートまで作るって事。まあ、何かあったらやだな~って銀行の人も思ってますよ。でもね、そこは9435光通信が大株主なのが良い訳ですね。まあ、多少、9435光通信の誰かが頭を下げてるんじゃない?「息子がお世話になってますって」


で、資金繰りに関してはメチャメチャ貸し借りが凄いのね。短期貸付金、未収入金、関係会社株式とかを金額とかでボックス図にしたら東洋経済とかで特集ページが組めるレベルです。

で、これを光通信を調査しているアナリストが下っ端に調査を命じるのです。でこのボックスを作るのに仕事が出来る人でも数時間はかかります。で上司に説明するために自分で理解に数時間、でもまあ、この図を見せて上司がすぐに理解はできないのです。

となると、たかが100億円の企業でこんなカッコつけたボックス図に数時間をかけて、しかも説明すら出来ないってなると、このアナリストの社内評価はガタ落ちな訳です。

しかし、私の場合、ボックス図の中で両サイドに付く矢印は相殺して考えるのでかなり単純になるのです。ええ、端折るって事ですよ。もちろん、私のブログでは面倒ですので、単純に文字で表記しておきますよ。

子会社とかは以下の通り。
光通信(親会社)
アクセスブリッジ(連結子会社)
ライフグローバライズ(連結子会社)
ワールドテレネット(連結子会社)
ネクストジョイ(連結子会社)
アドバンスサポート(連結子会社)
ジャパンオフィスサプライズ(連結子会社)
ケータイドットコム(連結子会社)
クレア株式会社(連結子会社)
その他2社が連結子会社
スフィーダ(持分法適用関連会社)
スズカコミュニケーションズ(持分法適用関連会社)
その他6社が持分法適用関連会社

短期貸付金
相手先 金額(千円)
ライフグローバライズ 1,580,000
アクセスブリッジ 240,000
サティスフィード 8,360
ヘリオス 2,400

未収入金
相手先 金額(千円)
ハローコミュニケーションズ 370,531
アクセスブリッジ 231,190
ワールドテレネット 119,696
コンタクトセンター 115,338
ライフグローバライズ 68,946

関係会社株式
銘柄 金額(千円)
アクセスブリッジ 3,879,104
ライフグローバライズ 1,348,906
アドバンスサポート 1,342,550
ワールドテレネット 993,988
ネクストジョイ 394,128

短期借入金
相手先 金額(千円)
アドバンスサポート 803,594
ワールドテレネット 550,000
みずほ銀行 400,000
紀陽銀行 260,000
その他 1,700,000
計 3,713,594

1年内返済予定の長期借入金
相手先 金額(千円)
シンジケートローン 435,555
三井住友銀行 234,000
南都銀行 166,690
みずほ銀行 124,400
商工組合中央金庫 110,240
その他 404,258

未払金
相手先 金額(千円)
ライフグローバライズ 156,411
三井住友ファイナンス&リース 74,819
光通信 44,303
アドバンスサポート 42,057
バリューモア 15,960
その他 461,799

長期借入金
相手先 金額(千円)
シンジケートローン653,333
三井住友銀行 310,000
みずほ銀行 217,800
商工組合中央金庫 133,700
その他 203,063


とまあ、これらを資産負債に乗せて計算しているので、それに伴いPBRがどうなるかはご存知の通りです。

でさらに追加すると、のれんが22億円もある訳ですよ。のれんの怖さについては9384内外トランスライン4835インデックスで書いてありますので是非とも読んで下さいね。

ついでにポチっと応援してね。


という事でそういったのを私なりにぜ~んぶ計算したうえで、株価を見てみます。
21,000円、実績ベースでのPER4.1倍、PBR1.4倍、配当利回りは0.38%となってます。私の数字をある程度当てはめればPBRはさらに高くなりますね。PERに関しては変わらずです。


私の投資判断は「買い」となりました。


いや~正直、6年位前に機関投資家アナリストとして調査した時は、もうだめだ~って会社でした。携帯販売会社でしたもん。で勢い余って上場が2004年でした。株価を見れば解ると思いますが・・・。

でもね、今はちょっとビジネスが変わったな~って思いましたよ。完全に次を目指しているで、ある程度変わってきた事を実感できる有価証券報告書でした。


最後に、
ただね、こういったビジネスは一瞬でグラつく場合もあるし、これら子会社で何が行われているかは完全に明確ではない分、個人、機関関係なく、投資金額はポートフォリオのごく少しの部分でしか投資は出来ないと思います。

逆に、当社をかなりの具合で調査できたヘッジファンドなどは大きく保有する事も出来ると思いますが、そういった投資家の動きにも注意が必要な会社かと思います。

やっぱり、光通信やそのトップの重田氏の保有する銘柄(2483翻訳センター)なんかもそうですが、クセがあって良いですね。


がんばれ、パイオン!!

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フージャースホールディングス

昨今、超大幅増益増収、ROE40%~60%を維持し、PERは5~7倍、アベノミクス効果で他不動産銘柄が高値を更新し続ける中、業績に反して、下落基調の同社・・・・

かなり気になっています・・・・

分析お願いできないでしょうか?

分析ありがとうございました。
複雑な会社だったのですね。そういった観点で見ていませんでした。投資顧問業界の内幕も織り交ぜていただき勉強になりました。
どなたかのコメントにもありましたが、過去の再調査の方も期待しています。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。
やはり投資顧問が絡むと、誰よりも先に投資しなくてはならないので、そういった部分等を考えると非常に説明が難しくなるのです。
明日、平安レイサービスの再調査レポートをアップしますが、まさにそんな感じなのです。

今後とも、よろしくお願いします。

> 分析ありがとうございました。
> 複雑な会社だったのですね。そういった観点で見ていませんでした。投資顧問業界の内幕も織り交ぜていただき勉強になりました。
> どなたかのコメントにもありましたが、過去の再調査の方も期待しています。
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一時、伝説となった某有名中小型株ファンド「T」で株式投資の極意を学びました

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講演やIRなどの「お仕事」もありますので更新は不定期になります

ヘッジファンドについて、また金融業界にかき消されているブラックボックスの部分も書こうと思います

「T」は匿名性の高いファンドです。それは、「ファンドはパフォーマンスで答える」必要があり、「誰が運用している」というのは関係ないのです

当ブログにおいても、「レポートの内容」が重要であり、「誰が書いているか」は関係ないのです

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私も匿名性を持ってこちらで活動させて頂きます

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お仕事の以来もお待ちしてます

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